新NISAとは?制度のしくみと旧NISAとの違いをわかりやすく解説
「NISAを始めたいけれど、そもそも何がお得なのか分からない」という方向けに、新NISAの基本をまとめました。
公開日: 2026年9月27日
NISAは「運用益が非課税になる」口座
NISA(少額投資非課税制度)は、専用の口座で購入した株式や投資信託から得た利益に税金がかからない制度です。通常、課税口座(特定口座・一般口座)で投資をすると、売却益や分配金・配当金に20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかります。
たとえば100万円の利益が出た場合、課税口座では約20万円が税金として差し引かれますが、NISA口座ならそのまま100万円を受け取れます。
新NISAの基本ルール
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 生涯の非課税保有限度額 | 合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) | |
| 非課税保有期間 | 無期限 | |
| 口座を開設できる期間 | 恒久化(期限なし) | |
| 対象年齢 | 日本に住む18歳以上(口座を開設する年の1月1日時点) | |
2つの枠は同じ年に併用でき、年間で最大360万円まで投資できます。枠ごとの違いは「つみたて投資枠と成長投資枠の違い」で詳しく解説しています。
売却すると枠が復活する
新NISAでは、保有している商品を売却すると、その商品の購入時の金額(簿価)分の生涯投資枠が翌年以降に復活します。たとえば100万円で買った投資信託が150万円に値上がりして売却した場合、復活するのは購入額の100万円分です。
ただし、年間投資枠(360万円)は復活しないため、1年間に新たに投資できる金額の上限は変わりません。
旧NISA(つみたてNISA・一般NISA)との違い
| 旧つみたてNISA | 旧一般NISA | 新NISA | |
|---|---|---|---|
| 年間投資枠 | 40万円 | 120万円 | 最大360万円 |
| 非課税期間 | 最長20年 | 最長5年 | 無期限 |
| 併用 | どちらか一方のみ | 2つの枠を併用可 | |
2023年までに旧NISAで購入した商品は、新NISAとは別枠で、それぞれの非課税期間が終わるまで非課税で保有できます。新NISAの1,800万円の枠を使うこともありません。一方で、旧NISAから新NISAへ商品を移す(ロールオーバーする)ことはできず、非課税期間が終わると課税口座に移ります。
知っておきたい注意点
- NISA口座は1人1口座だけ。金融機関は年単位で変更できますが、その年にすでに購入している場合、変更は翌年からになります。
- 損失は他の口座の利益と相殺できない。NISA口座で出た損失は、課税口座の利益との損益通算や、翌年以降への繰越控除ができません。
- 元本保証ではない。非課税になるのは「利益」に対する税金であり、値下がりのリスクは課税口座と同じです。
- 株式の配当金を非課税で受け取るには設定が必要。証券口座で受け取る「株式数比例配分方式」を選んでいないと、配当金に課税されます。
自分の条件で計算してみましょう
毎月の積立額・利回り・期間を入力すると、新NISAの非課税枠をふまえた将来の資産額と、非課税になる税額の目安がわかります。
複利計算機でシミュレーションする※ 本記事は2026年9月時点の制度内容をもとにした一般的な情報提供であり、特定の金融商品の勧誘や投資助言を目的としたものではありません。シミュレーションの数値は一定の利回りが続くと仮定した試算で、将来の運用成果を保証するものではありません。投資にはリスクがあり、元本割れの可能性があります。制度の詳細は金融庁のNISA特設ウェブサイトなどの公式情報をご確認ください。
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